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ネフ社 アークレインボウ(naef Rainbow) |
つみきの常識を捨てた虹のアーチドイツ工業デザイン賞を受賞した傑作 ネフnaef社のチーフデザイナー、ハイコ・ヒリック氏の記念すべきデビュー作である。
翌1997年、ドイツ玩具見本市でこの作品はノミネートされた35作品中第1位に輝く。さらに、1998年、各界で賞を得た優れた工業製品だけがノミネートされるドイツ最大のデザインコンペにおいて最優秀に選ばれる。この受賞はネフ社だけでなく、玩具業界にとっても栄誉ある出来事といわれた。 アークレインボウは、今後のデザインおよび玩具の歴史に残る傑作であると同時に、ハイコ・ヒリック氏に、ヨーロピアン・ドリームをもたらした記念すべき作品である。ヒリック氏はその後もイカモ、イマーゴという傑作を生み出している。 アークレインボウの最大の特徴は、「積み木はピタッと安定した状態で積み上げるもの」という常識を捨てたことである。それによって、自由に創造力の赴くままに遊びを広げることができ、それでいて出来上がった形はオブジェとして飾れるような美しさになるのである。アーチ型のパーツを手にして適当に並べるだけで様々なイメージが湧き出てくる不思議な玩具である。 配色はアングーラに通じる暖色系、寒色系が絶妙で、「重ねてよし」「積んでよし」「並べてよし」と三拍子揃っていて美しい。また、この積み木は傷がつきにくいのが嬉しい。子どもが少々手荒に扱っても大丈夫なのである。 「最初は難しくても、1つできれば次々と新しい形が生まれます」とヒリック氏が語るように、初めて手にした時は「コレ、どうやって遊ぶんだろ?」って感じなのだが、「とりあえず、2つ」と始めると後は次々とできる。特に、子どもは大人が驚くほど次々と作る。また、シロフォン(木琴)としても遊べるように、バチがついているのも嬉しい。 子どもたちが、こんな美しいもので遊んで育てば、感性が刺激されるに違いない。アーチ型のパーツの大きさ・色彩に秩序があり、論理とバランスの感覚も刺激されるだろう。 とにかく、アークレインボウは楽しい。いつまでも持っていたい逸品である。 |
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